全ての座席が残されており、同じ206BM(SUD)型にその昔、搭乗した時の記憶がよみがえります。
機内で一番の特徴は、Bコンパートメントの機内右舷に設置された縦型のギャレー。ポットなども残され、気分は空の上です。
滑走路向きなので、そのまま離陸していきそうな感覚にとらわれます。
アッパーデッキは、ビジネスクラス。ひと昔前のシートを懐かしく眺めます。
機内後部カーゴコンパートメントにエコノミーの座席が置かれ、むき出しの天井を見たりブラックボックスの位置を確認したり。床面の貨物パレットやコンテナを動かすPDU(パワードライブユニット)は外されていますが、見学者の安全には必要です。
欲を言えば、ガラスの床にしてPDUも見られるようにすれば完璧だと思いました。
屋外展示は、他にもフォッカー100(PH-OFA)やDC-4(NL316)があります。
昨年が該当するスキポール空港の100周年記念展をやっていました。
その展示スペースが屋内展示とは別の場所にあります。1928年当時のターミナルビルをレプリカ再現した建物の中というのは、まさに相応しい展示場所。
過去からの写真を展示する部屋には空港で受託手荷物を流すターンテーブルが再現され、臨場感あふれる展示に嬉しくなりました。
管制塔の位置まで階段があり、自身の足で登って敷地内を眺めることができます。あたかもエプロンで翼を休める位置にいるF27フレンドシップ(PH-FHF)を俯瞰して眺められる貴重な体験です。敷地全体が見えますので、改めてジャンボの位置を確かめたりしてひととき過ごしました。