趣味を謳歌するには健康管理面でも気を遣わないといけないなと思います。
その一つがウォーキングです。
イスタンブールでも、早朝の旧市街を歩いてみました。グランドバザールの開催時間前というのは、非常に殺風景な事が解りましたし、どの国でも、出勤風景を見るのは活気があっていいですね。スタバカードを求めて、店舗を探してウロウロしたら、バザールの近くにありました。
普段の通勤の時間に数駅分歩き始めたのは数年前。歩数計を手に入れてからです。人間の基本ですから、誰でも歩きます。ここに、理由付けが欲しくて歩く大会なるものが無いか探していたのです。日本ウォーキング協会という組織があって、計画的に大会を主催していることを知りました。
会費は掛かりますが、参加者は傷害保険に入ることになり安心です。
慣れない道でも、地図が用意されていますので、迷う事は少ない。
何より、到達感がいいですね。
達成感は心理的なものですが、それだけではなく実際に参加回数と歩行距離が認可されるというと、やる気が起きませんか。
これを記録して、表彰制度があるのも継続には大事な要素です。
今回参加した成田ツーデーマーチは、地元千葉県ウォーキング協会の協力があります。企業も京成電鉄が共催していますし、成田山新勝寺や読売新聞社が後援となっています。
JR成田駅に程近い、中台運動公園が集合場所です。
ツーデーマーチなので、週末の土日開催ですが、私は天気で選んで日曜日一日だけ参加にしました。歩行距離は7、10、20、30㌔の各コースが用意されています。一日参加でもツーデー分2,000円の参加費を払わなくてはなりません。芝の美しいトラックの中で事前準備体操を行います。解り易く印刷された地図をもって、スタートチェックの印を貰い、いざスタートです。
飛行機ウォッチングで、さくらの山を目指す人は多くが自家用車でしょう。
今は、バス路線もあるので、比較的容易です。成田駅から歩いて行く人はさすがに少ないはずです。
国道51号線を越えると、もう自然の中に足を踏み入れます。
田畑の緑が目に眩しく、あぜに貯まった水が陽光を反射してキラキラ輝いています。成田もいいところだなあというのが感想です。車道もところどころ歩きますが、あぜ道が多く静かです。
この区間7.7㌔を1時間半弱で歩いてさくらの山へ到着です。空の駅
さくら館も初めて訪れました。地元の物産も並び、盛況です。
ここで、大会の定める通過制限時間まで1時間ほど過ごしました。
午前の出発ラッシュで、16R滑走路へ向かう航空機が列を作っている場面に遭遇します。背中のリュックサックには、水などとともにデジタル一眼レフが入っています。この場所での撮影の為に持ってきたのです。
普段は軽い装備に徹していますので、気温も高く結構負担でした。
フィンエアのヘルシンキ行きのエアバスA340を見送ったあたりで、残念ながら場所を離れることにしました。
その後、マロウドホテルの敷地内を通って、B滑走路方面に向かいます。
開業して間もないターミナル3の後ろ側を見ることが出来ました。この様子はどのメディアにも取り上げられていないと思います。画像が地味ですもん。
B滑走路への着陸機が何度か見えましたが、写真を撮るほどの場所はありません。殆ど田植えが終了し、新芽が小さく優しく風に揺れているのですが、一箇所だけ機械で苗を水田に移植する場面にも遭遇しました。農家が非常に多いことが歩いていると肌で感じます。
更に歩を進めると、鉄道線路沿いに成田市街方面へ向かう場所で、滑走路16Rへの着陸最終進入を行う航空機を見上げることのできる場所も通りました。
スマホアプリのフライトレーダー24で、接近する機体を確認しながら歩くのも楽しい経験です。
ウォーキングでは、途中二ヶ所のチェックポイントがあり、うち一ヶ所では給
水ポイントとして、水、バナナ、飴、漬物の提供がありました。
後半戦に入って、疲労も出始めていますので、嬉しい配慮です。
他の場所で地元の方の接待所もあり、緑茶を振舞って貰いました。
迷いそうな場所には道案内の人が立っていらっしゃいますし、迷う事はありません。自然が豊富で、豊かな里山風景も堪能できるいいコースだなと思いました。
ゴールの成田山新勝寺では、テラスの休憩所も設けられ、冷たい黄色のスイカで水分補給ができました。
今年で4回目のこの大会。第1回目では、30㌔コースの成田空港一周コースを歩きました。空港と地元の共生を感じる事の出来るいいイベントでした。
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