
万博会場にできたEXPO Vertiport
2025年3月28日、日本国際博覧会協会およびオリックス株式会社は、万博会場内夢洲の空飛ぶクルマ離着陸施設「EXPO Vertiport」が完成したことを発表しました。
EXPO Vertiportの施設概要
- 事業名: 未来社会ショーケース事業 スマートモビリティ万博 空飛ぶクルマ
- 施設名称: EXPO Vertiport(エキスポ バーティポート)
- 所在地: 大阪府大阪市此花区夢洲(大阪・関西万博会場内)
- 敷地面積: 7,944.39㎡(約2,400坪)
- 着工: 2024年8月19日
- 竣工: 2025年3月28日
- 施設概要: エプロン・着陸帯・駐機場・格納庫・ラウンジ・事務所棟・入退ゲート・気象測器・機体の充電機器等

万博会場の北西側にあります
「EXPO Vertiport」は、万博会場内の北西に位置するモビリティエクスペリエンスエリアに設置され、オリックスが整備・維持管理・運営を担います。万博期間中、ANAホールディングス/Joby Aviation、Soracle(住友商事・日本航空のJV)、丸紅、SkyDriveの4事業者が運航を行う予定です。

EXPO Vertiportの全体写真
また、大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)は、同日大阪・関西万博において株式会社SkyDriveが開発した「空飛ぶクルマ」のデモフライトに使用される「大阪港バーティポート」を完成させ、大阪市と共催で竣工セレモニーを開催しました。

大阪港バーティポートの写真です
大阪港バーティポートの施設概要
- 名称: 大阪港バーティポート(英語表記:OSAKAKO Vertiport)
- 所在地: 大阪府大阪市港区海岸通1丁目105番5地内及び地先
- 面積: 約12,000㎡
- 土地所有者: 大阪市
- 整備管理者: Osaka Metro
- 主な設備: 空飛ぶクルマ離着陸場・旅客施設・格納庫・充電施設(予定)・消火設備・風向指示器・モビリティポート(オンデマンドバス・シェアサイクル)・駐車場
竣工セレモニーの開催

SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩の挨拶

2025年3月28日に「大阪港バーティポート」で行われた、竣工セレモニーの様子
2025年3月28日、「大阪港バーティポート」の完成を記念し、竣工セレモニーが開催されました。当日はSkyDriveの「SKYDRIVE(SD-05型)」のフルスケールモックアップが初公開され、報道陣が模擬搭乗体験を行いました。
今後の活用予定

スカイドライブの運航想定画像
「大阪港バーティポート」は、万博期間中のデモフライトに加え、2025年4月中旬以降に一般向けのイベントを実施予定で、顔認証チェックインから搭乗までのシームレスな体験を提供します。また、地域のイベントに合わせた企画も予定されており、空飛ぶクルマの普及促進が期待されています。

スカイドライブの搭乗イメージ
ANAはEXPO Vertiportの周遊であるが、JALと丸紅陣営2事業社の会場外ポートの竣工の発表は未だなく、今後に期待がかかります。
画像は、それぞれオリックスとスカイドライブ提供