普段の機内では窓際に座っています。空では地上では見ることのできない絶景が広がっているからです。通路へのアクセスは制限されることがあっても、それを補っても余りある素晴らしさが空にはあります。
只、長距離国際線では、そのフライト中にずっと外を眺めていることはできません。
夜間飛行に備えて、客室全体を暗くする為に全てのシェード(B787であれば電子シェードですね)を降ろすように客室乗務員が言って来るからです。
こうなるとお手上げですが、外の光が強く無い時は半分程度開けたりすることはあります。
フィンエアーでシベリア上空を飛んでいる時に、エアバスA330のエンジンから飛行機雲が発生して後流となって吹き出ている様子を機内から見ることができました。
フィンエアーのエンジンは、GE製ですのでA330-302になります。
GE製だから飛行機雲が出易いということでは無いですよ、情報まで!
エンジン排気の高温ガスが外部に出て、外気温のマイナス40~50℃に触れて排気内の水分が急速に凍り、雲になる訳ですが頭では理解できても今回見たものは凄いの一言です。機内から見ると、大量の雲が排出されたジェット気流に乗って拡散している様子がわかります。
時速900㌔の動きが体感できた訳で、その凄い自然界の脅威を目の当たりにして、言葉を失っていました。
今まで、首を後ろに向けてようやく見える時があったくらいですので、今回のようにエンジン後部からすぐ飛行雲が出ているのを見たのは初めての経験です。
時は、まさに陽が沈まんとする時間。青い空とオレンジの陽の光の対照が幻想的です。翼には太陽の光も反射し、キラキラ光ります。
こういう自然現象に出会えるのも航空旅行のいいところです。
コメント