
エミレーツ航空のエアバスA380
エミレーツ航空は、2025年5月1日の「世界パイロットデー」に合わせ、世界中のパイロットに対する敬意と感謝を表明しました。同時に、同社は今後2年間で1,500人以上の新規パイロットを採用する方針を改めて発表しました。
これは、世界的な航空需要の回復と、エミレーツ航空が進めるグローバルなネットワーク拡大戦略に対応するための重要な施策です。

エミレーツ航空パイロット訓練機のシーラスSR-22
指揮プログラムで昇進のチャンスも拡大
副操縦士から機長への早期昇進を可能にする「加速指揮プログラム」も順調に進んでおり、すでに80人以上のパイロットが昇格に向けて訓練を受けています。努力次第で短期間でキャリアアップできる制度が整っている点も、エミレーツ航空ならではの魅力といえます。

エミレーツ航空パイロット訓練機のエンブラエル フェノム100EV
新鋭機で世界を飛ぶ:唯一無二のパイロット体験
エミレーツ航空のパイロットは、エアバスA380やボーイング777、最新導入されたA350など、最先端のワイドボディ機を操縦しています。同社は6大陸148都市以上に就航しており、サンフランシスコやシドニーのような大都市から、モルディブやモーリシャスのような世界的リゾート地まで、さまざまなルートを担当します。
深い森、広大な砂漠、ヒマラヤ山脈、極地のオーロラなど、地球上のあらゆる景色を目の当たりにできる空の旅は、パイロットという職業ならではの醍醐味です。

エミレーツ航空エアバスA380
ドバイ拠点で安心・快適な生活環境
パイロットの生活拠点はアラブ首長国連邦のドバイです。非課税の高収入や利益分配制度に加え、積立基金、退職金、生命・医療・歯科保険など、充実した福利厚生が提供されています。
さらに、高級車による送迎や、ゲート付きコミュニティ内の広々としたヴィラでの暮らし、年間42日の休暇、家族とともにファーストクラスまたはビジネスクラスでの旅行機会など、仕事とプライベートの両面で質の高い生活が実現できます。
世界中の仲間とともに働く国際的な職場環境
エミレーツ航空には、112カ国以上から集まった4,600名超の運航乗務員が在籍しています。多国籍で活気あふれる職場環境のなか、日々刺激を受けながら働くことができます。
また、ドバイは国際都市としての魅力も抜群です。一流のホスピタリティ、ナイトライフ、インターナショナルスクール、子育て世代に優しいインフラなど、長期滞在に適した生活環境が整っています。
採用活動は世界規模で展開中
エミレーツ航空は、2022年からすでに約2,000人のパイロットを採用しており、今年も40都市以上でロードショーと呼ばれる採用イベントを開催しています。5月にはノルウェー、フィンランド、スウェーデンなど北欧地域で実施予定です。
採用枠は「ダイレクトエントリー・キャプテン」「加速指揮プログラム」「タイプレーティング副操縦士」など複数あり、経験者が対象です。詳しい応募資格や条件については、公式採用サイト(www.emiratesgroupcareers.com/pilots)をご確認ください。
空の上には世界最高の「オフィス」がある
パイロットという職業は、単なる職業ではありません。世界の空を舞台に、常に新しい景色と出会い、最先端の技術を駆使して安全な運航を担う――それは非常に誇り高く、責任ある仕事です。
取材と写真:北島幸司 (2021年ドバイエアショー会場にて)