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ICAOが発表する2016年の有償旅客数×輸送距離で2710億RPKを記録し、アメリカのメジャー3社に次ぐ世界第4位にまで昇りつめたエミレーツ航空。欧州メジャーのBA英国航空を傘下に持つIAGグループを既に超えています。
このエミレーツ航空が、この10月1日で日本線就航15周年を迎えました。
この15年の歩みを数字で表しています。
輸送した旅客数は397万人。貨物量は直近3年で6万トンとなっています。
渡航先では、ドバイは勿論のこと、バルセロナ、ローマやカサブランカ、マルタなどが人気のようです。貨物の輸送先は、ヨハネスブルグ、バルセロナ、バーレーンと旅客とは違います。
IATAで出しているトンキロ指数で2016年にエミレーツ航空は、122億FTKでフェデラルエクスプレスに次いで世界第二位。
就航機が全てワイドボディー機の強みを生かし、パレットやコンテナをドバイで解体する必要が無く、最終目的地まで運ぶINTACT輸送を行っています。
驚くべき事にこの数字は貨物専門のUPSをも超えています。
サービス面では、機内エンターテイメントで日本語映画84本と邦楽25曲を提供しています。
興味深いのは日本人の雇用者数で、事務職を入れた全体で438名。うち客室乗務員が360名でパイロットが8名という数字になっています。
パイロットの数が公表されたのは初めてではないでしょうか。
現在、エアバスはA380、ボーイングは777-300ERの2機種に絞った機材構成で259機を運航します。
従業員は80か国の41,000人を擁する大企業。
どこまで大きくなっていくのか楽しみで、世界一の数字も目の前です。
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