ドリームライナー誕生の頃を想い出して

成田でボーイング７８７を多く見て、シアトルでテストフライトを眺めた頃を想い出しました。

アメリカでドライブの経験があれば、ポートランドからシアトルへの２００キロ程度の距離はたやすいものです。

ポートランドでのエアライナー・コンベンションを終えて、フリーウェイ５を北へ車を走らせたのは２０１１年の夏のことです。オートドライブが装備されていれば、現地のＦＭを聞きながら気軽なドライブです。

過去に、更に北のシアトルからバンクーバーへのドライブは、景色も良く空港のある場所で止まっては進むと言うすごろくのような動きをしていたのですが、今回は直行します。

当時に比べて景色に感動が無いのは年齢が進んで感性が鈍ったのか、それとも実際に景勝地がないのか、知るすべはありません。

目的地は、シータック空港の先のボーイング・フィールドにあるミュージアム・オブ・フライトです。ボーイングの完成機が試験飛行を行う空港です。

車を近づけると、ボーイング７８７機が見えて来ました。

フライトテストの真っ最中。Ｎ７８７４/ＺＡ００４が離陸するところでした。慌てて駐車場に車を押し込んで、金網の向こうにスタンバイする機体を眺めます。この時、初めてボーイング７８７の雄姿を眺め、離陸も見ることができたのはいいタイミングでした。

初めて見たボーイング７８７の離陸後の姿は、今までのどの航空機とも違いました。鳥がしなやかに羽根を延ばしている姿を想像します。

この時期から４年も経ったんですね。