2021年の冬スケジュールの航空輸送事業計画が発表されました。ANAとPeach aviationそれぞれの発表を見ますと、ANAの一部路線でPeach aviationの路線に取って代わる目的地が出てきました。
完全に移管となるのは、福岡⇔石垣の1路線毎日1往復だけですが、ANAも運航しつつ減便になるのに併せPeach aviationの増便となるのが中部⇔新千歳、那覇と福岡⇔那覇になります。
①中部⇔新千歳は毎日5往復が1~2便の減便で、Peach aviationの2往復が3往復へ増便。
②中部⇔沖縄は、毎日3往復が毎日維持ないしは2往復へ減便し、Peach
aviationは毎日1往復が2~3往復へ増便となります。
③福岡⇔那覇は毎日9往復が7往復に減便し、Peach
aviationは毎日3往復が5往復へ増便となります。
これらは、レジャー路線でもありますので、今後の路線移管はこの「レジャー」をキーワードに進んでいくものと思われます。
他に、ANA独自の増便で羽田⇔新千歳毎日16往復から17往復へ。羽田⇔福岡毎日18往復から19往復へ。伊丹⇔那覇は毎日4往復から5往復へ。Peach aviation独自の増便は、中部⇔仙台で毎日1往復が2往復となります。
ANAは、国際線も発表しています。2020年度の当初事業計画で14路線、111往復便を開設ないし増便の予定でしたが、この冬では21往復と19%となる大幅減便のままです。
それに対し、旺盛な貨物需要に応えるために、貨物路線は13路線で68往復から84往復へと24%増加になります。
コロナ禍での航空輸送は厳しいままですが、Withコロナでの路線展開はレジャー需要の若干の回復と引き続き堅調な貨物需要を予測しています。まだ、先は長いですが各社耐えて欲しいところです。