BLOOMBERGのニュースサイトによりますと、関係筋はUAEアラブ首長国連邦エミレーツ航空が同じくUAEのエティハド航空の買収を検討していると報道しています。
ここで、その規模を検証してみましょう。2016年データでRPK(有償旅客キロ)世界第4位のエミレーツ航空(2,766億RPK)と世界20位のエティハド航空(900億RPK)が一緒になると、3,666億RPKとなります。この数字は、現在輸送力最大のアメリカン航空の3,595億を抜き、文字通り世界一となります。
これは長年、航空大国アメリカのナンバー3「アメリカン」「デルタ」「ユナイテッド」の世界三大エアラインでもある牙城が崩れることを意味します。
エティハド航空の規模はANAのワンランク上の位置。RPK対前年比が8.1%増ですので、決して悪い数字ではありません。
それでも、UAEは日本や韓国より小さな国で人口は900万人。小さな国のメジャーエアラインの存在は、一つになっても不思議ではありません。