コロナ禍でエアラインの世界順位に激変が起きている

航空業界

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画像は全て筆者撮影のイメージです

世界的航空リサーチ会社の「Cirium」はエアライン輸送力ランキングにおいて最新の2021年版を発表しました。有償旅客キロ(RPK)における各エアライン単体での数値が200位まで発表され、コロナ禍前の2019年との比較もあり、とても有益なデータになっています。

世界のエアラインランキングでの動向は、フルサービスキャリア(FSC)の低迷とLCCの躍進といっていいでしょう。勿論、一部の例外はありますが。

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 TOP3がアメリカン、デルタ、ユナイテッドなことは順当です。
まず目につくのは、2019年では9位だったルフトハンザドイツ航空が17位に陥落したことです。

世界TOP10までに欧州のFSCが1社も入っていません。

 欧州トップはLCCのライアンエア。2019年でも8位ですが、2021年では更に順位を上げ堂々たる5位になりました。

 また、2020年では世界1位となった中国南方航空が2021年では6位になっています。これは中国のロックダウンの影響なのは間違いありません。

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今に始まったことではありませんが中東エアラインの更なる躍進です。エミレーツが7位、カタールが8位、ターキッシュが10位となりました。

 TOP10をエリア比率で表すと、USA40%、中東30%、中国20%、欧州10%という割合です。

 

読み解けることは多いのですが、今回のブログの締めでご紹介するデータとしては、上位200社のエリア別有償旅客キロ(RPK)順です。一位は勿論米国で11110RPKです。


2位はどこだと思いますか? それは中国が1国で6883RPKになりました。3位は欧州20か国で6228RPK4位中東6か国で3952RPK5位ロシア単体で2346RPK6位は日本も含めたアジア15か国で2915RPKです。ひところ勢いのあったアジアの不振が鮮明ですね。

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データを見ていると、TOP200に入る中国のエアラインは38社、ロシアも14社といつの間にそんなに多くのエアラインが設立されていたの?と驚くばかりです。

 

この先も、このデータから読み解けることを記事にしていきたいと思います。 

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