遅ればせながら国際線LCCに乗ってみました(前編)

ボーイング

 SCOOT B7
 

成田から台湾経由シンガポールに就航するスクートは2012年の冬スケジュールから運航を開始しました。

乱立するLCCの情報を全て追う訳にも行かず、同社は自身の中ではノーマークだったと言えます。搭乗記としては、もう既に多くの方が取り上げていますが、自分なりの視点でお知らせしたいと思います。

今回は、二泊三日(実質二泊二日)の短期間で台北往復のサービスを利用しましたのでご紹介します。

予約が成立したものの、グループフェアというカテゴリーで、座席指定はおろか、LCCで必要な各種サービスの付帯が全くありませんでした。

ホームページ上でも、手配ができません。 そこで、コールセンターに電話してみることにしました。アジア系の男性が日本語で対応してくれます。

ここで、手荷物の条件を確認し座席を指定したのですが、言葉はたどたどしいものの、実に親切かつ丁寧に対応頂きました。 電話の最後に「どちらで対応されていますか」と投げかけると、「フィリピンです。私のコード番号がありますので、お控え下さい」と名前と共に教えて頂けたのも、責任を明確にする同社の方針に共感を覚えます。

サービスはいいものの定時制に問題があってはいけません。

数日前から、発着情報を確認していたのですが、遅れるどころか多くの便で早着になっています。


という訳で、すっかり信頼を置いて搭乗することになりました。

旅立つ前の高揚感はとても大事ですし、好きな時間です。

成田空港第二ターミナルで、スムーズにチェックインを済ませ、展望デッキに足を運びます。おまじないみたいなもので、自身の搭乗する機体を見ておくのが習慣になっています。

航空会社ではあまり使用されない塗色で、黄色いボーイング777です。

ボーディングブリッジのあるスポットに入るのを見届けて、ゲートに向かいます。

搭乗券には、搭乗時間は1時間前と書かれています。

早い搭乗を促して、遅延を防止しているのですね。

搭乗は、スクートビズから始まり、機体後方のお客様が優先です。

ボーディングブリッジを通過するときに、機体番号を確認するのも決まり事なのですが、前輪ドアにTDと書かれていますので、9V-OTDだと解ります。

機首部分にニックネームで、Maju Lah(進めというような意味)と書かれているのもご愛嬌です。


機内に入ると、顧客層は6割が台湾人乃至はアジア人、3割が日本人、1割が西洋人という構成でしょうか。8割程度の搭乗率で、結構頑張っています。

追加料金の無い、一般席シートピッチでも狭くないのは多くの方の搭乗コメントにありますが、その通りで、リクライニングも二段階で倒れます。

インターネットでは、座席の前後間隔が78cmと書かれており、航空業界で一般的に使うインチに直せば、約31インチです。これはもう本当に一般のフルサービスキャリアと変わりません。


機体がスポットを動き出したのが、定刻前というのもいいですね。(後編に続く)


SCOOT FA
 
  何もリクエストしていないのにこの笑顔!素晴らしい

 

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