初めて搭乗したエアライナーがDC-8-61型機だったのは以前にご紹介しました。
現在までに製造された一番全長の長いナローボディー機(単通路機)がこの機体の57.12mなのです。エンピツエイトと言われるゆえんです。
その後、ボーイング757-300型が製造されたものの、54.43mですので、未だにその長さの記録は破られていません。
1982年2月9日、日本航空350便は福岡から羽田へ飛行し、着陸直前に機長の異常な操作により海中へ墜落しました。機体は、DC-8-61 JA8061号機でした。日本航空にとっては、大きな教訓となった大事故です。
この事故からさかのぼる事4年前のある日、この機体のJAL150便で伊丹から成田へ向かいました。その時の記録が残っていました。
伊丹空港を14:30に離陸した機体は、高度19,000フィート毎時462ノットで安定飛行に移りました。
機長のイシハラヤさん以下運航乗務員3名、客室はタカシゲさん以下5名が乗務する便でした。
エアライナーに搭乗し始めた頃の同機は思い出も多く、窓が大きく、外を眺めるにはとてもいい機体だとの記憶があります。
今の機体の窓は、ボーイング787の例にあるように縦に長くなっています。
DC-8は横にも広く、正方形に近い形でした。
最後部に座って、その長さを体感するのが好きでした。
離陸の機体引き起こしの時に、後部は重心位置からの距離が長いために一瞬の間、沈み込みます。そのままふわっとという言い方が正しいのでしょう、優しげな感覚で飛び上がって行く時間が好きでした。
後部非常口の後ろの座席数が少なく、パーテションがあって個室感覚になっていたのもお気に入りです。
一番胴体の長い-61型の話ではありませんが、DC-8ファンとして書き留めておきます。
羽田空港日本航空格納庫に保存されている、JALのDC-8導入一号機JA8001で-32型機FUJI号があります。この機首部分の博物館への展示を心待ちにしています。
また、成田市三里塚にある御料牧場記念館にもDC-8-55の座席が展示されているのをご存知でしょうか。
お召し機として皇室外交に活躍した一面を見ることが出来てお勧めです。
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