JALのLCC設立は、歓迎の声が多いようです。
市場の活性化、消費者の選択肢の増加、米国との貿易促進と理由は色々あります。そのような中で、JALとして大きな決断がなされようとしています。
2010年に経営破綻したJAL。同年大晦日に解雇となったのはパイロット81名、客室乗務員84名の計165名。JALはLCCの誕生で足りなくなるパイロットをこの81名の中から再雇用する方針を打ち出したのです。
7年以上も長きにわたった解雇闘争に終止符を打つ時期となったのは、LCCの設立も大きな理由ですが、植木氏から赤坂氏への社長交代も一つの理由です。
解雇容認の判決を行った東京高裁の判断に上告を不受理とした最高裁の判断があるものの、職場復帰がなされれば大英断となることでしょう。
解雇当時には導入になっていなかったボーイング787への乗務となれば訓練にも時間とお金がかかります。それを考えても、信頼性のある運航乗務員の誕生となる訳で、メリットが多いように思えます。ちなみに客室乗務員の処遇は未定です。
2020年のオリンピック開催で注目を浴びる日本。そして今後のJALの動きに注目です。