5月16日よりオーストリア航空の成田⇔ウィーン線が復活しました。
機材は復活前と同じボーイング777-200ERで、プレミアムエコノミークラスが新しく設置されました。
特にこの新設クラスが売りで、大きな座面やフットレストのあるシートが装備されます。手荷物は23キロまでを2個預けることが可能。磁器製食器で数種類のメイン料理をチョイス可能。12インチのタッチスクリーンのインフライトエンターテインメントとアメニティも用意されます。
©オーストリア航空
広報の画像を見ていて、他のニュースサイトとは違う見方をしてしまいました。
日本からウィーンへの12時間のフライトに備え、マルチクルー(3人)編成になっているのですが、キャプテン1人にコーパイロット2人が写っています。
本来のマルチの場合、キャプテンの資格を持つパイロット2名+コーパイロット1名乗務が基本ですので、おやっと思ったのです。
12時間フライトを2名乗務でのべ24時間。これを3人で担当しますので、一人8時間という計算になります。(実際はもっと細切れのようですが)キャプテンが休息すると、コーパイロット2人がコックピットにいることになります。只、実際にはICAOの国家資格と会社既定の二つの機長資格があるので、一般には3本線のコーパイロットであってもSICと言われるセカンドインコマンド資格で離着陸以外の機長業務はできるようになっています。
今回の機長は離着陸時にコックピットにいて、巡航中に休憩をする訳です。三本の金ラインに細い赤ラインでも入れて区別してもらえると安心感が増すと考えるのは私だけでしょうか。
オーストリア航空日本支社の再開はありませんでした。ルフトハンザドイツ航空が予約・販売を行います。フルサービスキャリアの行く末を見るようです。
これから金、日曜日を除く週5便が就航。2013年以来となるオーストリア航空のフライトで飛んでみたいものです。