コミーは業務用ミラーに特化した会社。航空機の機内では、オーバーヘッドストウェージに設置され、忘れ物予防に役立っています。
ホームページを見てみると、病院やコンビニ、学校などその使用例が書いてあって興味深いものがあります。航空機のページでは、忘れ物が見付かったという感謝の言葉を伝える乗客のコメントと共にキャセイパシフィック航空とソラシドエアの使用例も紹介されています。
このホームページ、普段あまり活用シーンが想像つかない人にも解り易く読み物にして掲載しています。「航空業界参入物語」は10話あります。
ミラーが専門と思っていましたが、最近機内で客室乗務員が使う器具を開発しました。名付けて「タナオス」。タナとはすなわち航空機で言うオーバーヘッドビンですね。飛行中に開いてしまわないように客室乗務員が何度も手で確認をする様子を見掛けます。この伸縮棒を使うことによって、腕を大きく伸ばすことなく楽に確認ができるというもの。4月1日にJAL国内線に搭乗した際に見掛けて面白いなあと思って写真を撮ってみました。
この器具、背の高い乗務員の多い海外のエアラインには必要が無さそうですが、手の上下動の繰り返しはかなり疲労すると思われ、実際に使ってみると人気が出る可能性はあります。
警護棒のようにも見えなくはないので、機内で凶器として使われないか気になるところではあります。それでも、役立ちそうなものはどんどん作ってしまう日本人の器用さは素晴らしいですね。