コミー、エアクラフトインテリアエクスポ2025に出展 - 日本の技術を世界へ

機内
この手荷物収納棚の上部(やサイド)にミラーは設置されています

この手荷物収納棚の上部(やサイド)にミラーは設置されています

航空機インテリアの国際博覧会があるのをご存じでしょうか。毎年ドイツのハンブルクにおいて、エアクラフトインテリアエクスポ(AIXが開かれています。

埼玉県川口市に本社を置き、鏡製品を製造・販売するコミー株式会社は、202548日(火)~10日(木)に同地で開催される「エアクラフトインテリアエクスポ(Aircraft Interiors Expo)」に出展します。筆者は、同社の顧問を勤めていることからご紹介しようと考えました。

コミーはエアバスのTier1メーカーであるため、A350はメーカーが標準でミラーを装着してエアラインに引き渡します

本展示会は、航空機メーカー、航空機内装品メーカーが一堂に会し、最新のキャビン技術や製品が紹介される場です。ここでの顧客は世界中のエアラインとメーカーということになります。コミーは航空機の機内手荷物収納棚に設置されるFF(ファンタスティック・フラット)ミラーAIRを持ち込み、売り込みます。

会場には、シート、ギャレー、ラバトリー、機内エンターテインメント機器なども含め439社が1000を越える製品を出展します。

手荷物収納棚が開くとミラーが見えています

本社は海外でも日本籍の会社は計5社(SEKISUIYOKOHAMAPanasonic AvionicsTEACKOMY)の航空機関連メーカーが出展予定で、日系企業は少数派です。 コミーは、独自の鏡面加工技術と高い品質基準を強みに、顧客満度を高める製品を提供しています。

キャセイパシフィック航空ビジネスクラスの手荷物収納棚にもミラーがあります

海外では、タレス(仏)やレカロ(独)などの会社名を聞いたことがあると思います。

ボーイング機にはエアラインのリクエストでミラーが設置されます

ミラーは搭乗旅客の忘れ物防止だけでなく、キャビンクルーの保安用途に使われたり、ミラーの使用で機内において旅客の手荷物収納時の滞留を防ぐことから航空機の遅延防止にも役立つと評価があります。

小さなミラーでも、収納の床全面が見えます

同時に、ケータリング&機内サービス博覧会も開かれており、エアラインにとっては見過ごせないイベントとなっています。

 

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