
パンナムのDC-10をサンフランシスコ空港で見た(撮影:筆者)
かつてアメリカを代表する航空会社として愛されたパンアメリカン航空(通称パンナム)の伝説的な大西洋横断ルートを再現した、14日間にわたる特別なプライベートジェットツアーが、2025年初夏に催行されます。
ツアーはニューヨークを起点に、バミューダ、リスボン、マルセイユ、ロンドン、そしてパンナムの歴史に深い関わりを持つアイルランドのフォインズまでを巡る6都市を訪問。現代の技術とサービスで再び解釈された“空の黄金時代”を体験します。全て、パンナムの就航地で、中でもアイルランドのフォインズはボーイングB314飛行艇が発着した場所です。現在では機体のレプリカが置かれた航空博物館があります。

伊丹空港に就航していたパンナムのボーイング707型機(撮影:筆者)
ラグジュアリーな旅程と細部へのこだわり
この旅は、ただの観光旅行ではありません。ツアーに使用されるのは、50席限定のチャーターされたボーイング757は、フルフラットになる革張りシートを備え、空の上でも極上の快適さを提供してくれます。
専属スタッフによるホワイトグローブサービス、陶磁器で提供されるコース料理、プレミアムワインや特製カクテルなど、かつてのパンナムの気品と現代の洗練が融合したサービスを堪能できます。
立ち寄り地と宿泊先(各地2泊)
- ニューヨーク(アメリカ) – セントレジス・ニューヨーク
- バミューダ(バミューダ) – フェアモント ハミルトン プリンセス
- リスボン(ポルトガル) – フォーシーズンズ ホテル リッツ リスボン
- マルセイユ(フランス) – ソフィテル マルセイユ ヴュー ポール
- ロンドン(イギリス) – ザ・サヴォイ・ロンドン
- フォインズ(アイルランド) – アデアマナー
最終日は再びニューヨークに戻り、セントレジスでの締めくくりとなります。
旅の主な特徴と料金
- 全フライトはプライベートチャーター機による運航
- 豪華ホテル12泊(ダブルルーム利用)
- 歓迎会・送別会を含む全食事
- 各都市での選び抜かれた現地ツアー
- プライベートターミナル利用、迅速な税関手続き
- 航空機内バー、銀食器を使用した機内食
- スタッフ・乗務員へのチップも料金に含まれます
旅行期間:2025年6月16日~6月28日(14日間)
料金:お一人様 ダブルルーム利用59,950ドル(約845万円)
シングル利用追加料金:5,550ドル
残席わずか、歴史を刻むチャンス
このツアーの定員は50名ですでに残席は13席とのこと。パンナムが築きあげた「旅の芸術」を体験できる、またとない機会です。歴史の空を再び舞うこの貴重な時間へと誘ってくれます。機体は過去には就航していなかったボーイング757であるところが、賛否ありそうです。できれば、ボーイング747-8Iで再現してくれればと思うのは筆者だけでしょうか。
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