ボーイングはナローボディの最新機737‐10を初飛行させた

ボーイング

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©Boeing
ボーイングは618日、ナローボディ(単通路機)の最新鋭機73710737Max10)を初飛行させたと発表しました。シアトルのレントンフィールドを1007に離陸し、1238に戻る2時間31分の飛行でした。

ボーイング民間航空機の社長兼最高経営責任者(CEO)であるスタンディールは、次のように述べています。
「私たちのチームは、最高の品質と信頼性を備えた飛行機の提供に取り組んでいます」。

またその性能を「737-10は最大230人の乗客を運ぶことができます。また、環境の改善が組み込まれており、今日の次世代737と比較して、炭素排出量を14%削減し、騒音を50%削減します」と伝えています。

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ボーイングはライバルのエアバスA321neoよりも運航コストと、1座席当たりの運航コストも5%低いと謳っています。ただ、そのSPECを単純に比較すると、先に就航開始しているエアバスA321の方が優れているように見えます。

両社HPから筆者作成(A321エンジンは選択可)

エアバスは航続距離延長型A321LR2018年に初飛行させており、将来展開としてA321XLR(航続距離8700㎞)を開発中で、汎用性が高いです。

A321neoの初飛行は2016年とすでに市場に出ており、貨物コンテナ(LD3-45W)を10台搭載できるオプションもあり(Boeingはバラ積みのみ)優位性があります。

Max機が2回の墜落で正常運航に戻らない中、エアバスはA321neoを既に3472機の受注を受けており、引き渡しも537機を済ませている中、Boeingの巻き返しが図られます。

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