エアラインの代表機種は、エアバスならA380や今後出てくるA350になります。ボーイングであれば、747-8Iとなるところですが、受注数が少ない為に、その座はボーイング777-300ERに譲っています。
日系エアライン二社もこのボーイング777-300ERを旗艦機種としています。政府専用機が、同機になったと発表されたのも今年に入ってからです。
2003年に初飛行したこの機種は、既に次世代機の開発が始まっており、777-8X、9Xとして世に出るタイミングを計っています。
就航して時間の経つこのように時期に何故、ご紹介するのか。
長年のスイスの友人でスイス・インターナショナルエアラインズ(LX)の男性客室乗務員からも、社内でかなりいい評判だと聞いているという理由もあります。
導入する航空会社が好きだということもありますが、他の理由もあります。
LXは、スイス航空を前身とするスイスのフラッグキャリアです。
その時代を含め、ボーイング機材から長く遠ざかっていたのです。
満を持して再導入というニュース性があるからという理由が大きいです。
1999年にボーイング747-300型を手放して以降、マクダネル・ダグラス機は除き、実に16年ものブランクがありました。
現在は、日本線を含めた長距離路線にはエアバスA340-300を使用していますが、全機を入れ替えることになります。ボーイング社の喜びが感じられる劇的な発注です。
ファースト8、ビジネス62、エコノミー270の計340席は、日系のエアラインの国際線仕様からすると、窮屈な印象かも知れません。
それでも、洗練された同社のサービスが生きる機内設計になっているのではないかと思います。
数年内には、日本路線にも導入されようとしています。
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