アメリカのワシントンD.C.を本拠地とする航空業界紙のエア・トランスポート・ワールド(ATW)が本日発信したニュースに気になる記事を見付けました。
エアライン業界では、世界三大アライアンスが有名です。
どのアライアンスも世界をつなぐ規模で主にサービスを競っています。
今回はA4E(Airline for Europe)と呼ばれる欧州の主要航空会社にLCCを含めた新しいタイプの連合体です。
ブリティッシュ エアウェイズとイベリアが所属するIAG、ルフトハンザ グループ、エールフランスKLMのレガシーキャリアにイージージェットとライアンエアのLCC2社も加わりました。
本来は、一番の競合同士が連合体を組まないとやっていけない事情があるようです。
燃油費の低下もあって、過去最高益を出すエアラインが多い中、欧州だけ元気がありません。
記事を読んでいくと、中東エアラインとの競合や、ストライキをも伴う複雑な労使関係やEU諸国に課せられた税制問題が垣間見えてきます。
それだけ欧州の航空会社の抱える問題が大きく、解決に向けた動きが喫緊であることがわかりました。