アムステルダムにある航空博物館はアヴィオドームの名前でスキポール空港の敷地内にありましたが、2003年に現在の場所へ移転しました。
アムステルダム市の東方60kmレリスタッドの街のローカル空港敷地内に名前を変えた「アヴィオドローム」はあります。
スキポール空港にあった施設はドーム型のものでしたので、名前を変えたのか定かではありません。
1971年に開館した旧館は、空港で目立つ存在でした。さすがに空港内では敷地拡大は難しかった模様です。
市街から、ちょっとした旅行気分で鉄道を利用し、レリスタッド駅へ。バスに乗り換えて全行程で1時間半もあれば到着します。郊外の樹々の茂る田園風景を眺めながらの移動です。バスの本数は1時間に1本ですので注意が必要です。
バス停から10分程度歩くのですが、道路からも展示機が見えていますので、迷うことはありません。
展示館前に、オランダが誇る航空機産業の傑作機フォッカー50(PH-OSI)が来客を迎えます。前輪格納ドアを少し開けて、飛行機を人の笑顔に見立てているように思えてなりません。素晴らしい歓迎です!
ショップのレジと兼用の受付で入場料13ユーロを払います。商品が気になる気持ちを抑えて、中に入ります。屋外から行くか屋内から攻めるのか、天候で決めてもいいですね。
見逃せないKLMのボーイング747-206BM(SUD)型PH-BUKに向かいます。嬉しいコンビ機で、機内見学出来るのは浮き立ちます。
展示館とはボーディングブリッジを模した通路でつながっていますし、タラップを昇って機内に入ることもできます。
機体はプライベート機が発着するレリスタッド空港の滑走路側に向いており、お尻側から接近することになります。機体下には、グランドハンドリングを再現したLD3型コンテナやホースストール(馬運搬コンテナ)、バゲージ搬送カートなどで地上作業を再現しています。屋外展示にあるような、タイヤの痛みなどは見当たりません。しっかりメンテナンスされていることが垣間見えました。
右舷R4(前から右4番目の乗降扉)の位置にタラップが装着されており、来館者を迎えます。通常の搭乗では見えない景色を求めて、ここから機内へ向かいました。