
エンブラエルの2000機目E-JetはAZUL向け Embraer
ブラジルの航空機メーカー、エンブラエルは2026年9月2日、商用航空機「Eジェット」ファミリーの累計納入数が2,000機に到達したと発表しました。2004年の初号機就航から約22年で大台に達し、100~150席クラスの市場で確固たる地位を築いています。
記念すべき2,000機目は最新型のE195-E2で、ブラジルのアズール航空に引き渡されました。同機はアズールにとって50機目のE2でもあります。

エンブラエルの2000機目E-JetはAZUL向け Embraer
Eジェットは、E170、E175、E190、E195の初代シリーズに加え、次世代型のE190-E2、E195-E2へと発展してきました。100~150席クラスという、ボーイングやエアバスの大型単通路機ではカバーしにくい市場を開拓し、地域路線から大都市間路線まで幅広く活用されています。

HelvetiaのE195-E2
エンブラエルによると、Eジェットは現在、世界60カ国以上、90社を超える航空会社で運航され、累計飛行時間は約4,800万時間、輸送旅客数は28億5,000万人を超えています。

ファーンボローエアショー2018で姿を見せたE-190-E2
日本でも47機が活躍
日本はEジェットにとって重要な市場の一つです。現在、JALグループのJ-AIRがE170を18機、E190を14機、計32機運用しています。さらにフジドリームエアラインズ(FDA)がE170を2機、E175を13機、計15機運用しています。これだけで日本国内では47機のEジェットが日々の旅客輸送を担っていることになります。
特にFDAは2027年と2028年にE175を1機ずつ追加導入する予定で、Eジェットによる国内ネットワークをさらに拡大します。

FDAのE175機でJA16FJが出雲空港に駐機中
「世界第3の航空機メーカー」の存在感
航空機メーカー全体の累計納入数では、ボーイングが26,218機、エアバスが17,176機と、エンブラエルを大きく上回ります。しかし、Eジェットという一つの商用ジェット機ファミリーだけで2,000機に達したことは、エンブラエルの存在感を示す大きな節目です。
大型旅客機市場ではボーイングとエアバスの「2強」が続いていますが、100~150席クラスではエンブラエルが独自の市場を確立しています。

パリエアショー2017でのE195-E2機
今回の2,000機達成は、エンブラエルが単なるリージョナルジェットメーカーではなく、「世界第3の航空機製造メーカー」として存在感を高めてきたことを象徴する数字といえるでしょう。日本でもEジェットの成功は地域航空ネットワークに大きく貢献しています。

