香港国際空港に到着してマカオへ向かうには、香港への入国をせずにTRNSITとしてフェリーに乗り換えます。
手荷物はそのまま到着地のマカオまで送られます。
乗り物好きとしては、フェリーでの移動も楽しみなもの。
ただ、マカオへ向かうフェリーは2社だけで、9便しかありません。
それも到着場所が違うので、ホテルの場所を調べておく必要があります。
時間が空いたなら、香港国際空港でゲートを歩きまわって飛行機のスポッティングも楽しいもの。ゲートから間近に迫る機体を捉えることができます。
フェリー乗り場から見た滑走路07Rから離陸するキャセイパシフィック航空B777-300ER B-KPR
背景になるターミナルビルや山、海があってうまく切り取れば香港らしい素敵な写真になります。
実はこのフェリー、距離の遠い香港島や九龍地区から乗るほうがずっと本数が多くて便利なのです。更に所要時間が短く運賃まで安いとなると結構悩んでしまいます。
ざっと香港からマカオよりも香港空港からの距離は3分の2ほど。
なのに、時間は60分に対し空港からは70分と長くかかります。
これは、今建設中の「香港・珠海・マカオブリッジ」の経路が理由です。
香港と九龍からだとダイレクトにマカオへ向かうのに対し、空港からだと距離は近いのに、橋を横断するルートになる為。橋に近付くとフェリーは減速を余儀なくされるからです。
船には飛行機と同じように安全のしおりとエチケット袋も用意され、フェリーのエコノミークラスを選ぶとまさに飛行機のエコノミークラスに似た座席が並びます。
今回は、Turbo Jet社のフェリーに乗りましたが、中国語名は「噴射飛航」。飛行機に通じる楽しさを味わいながら移動ができました。