思いがけない幕切れで、初めての中国エアショー訪問は終わりました。
それでも、懸念していた交通事情で、往復ともに全く渋滞に遭遇しなかったのは幸運でした。特に往路は、マカオから国境を越えるのに開門の朝6時前に並んでいたのが功を奏したと言えます。
前の列にいた行商であろうおばさんは、開門と同時に上がるシャッターが30cmも開かないうちに、荷物を中に投げ入れ、すぐに屈んで身体を滑り込ませた大胆な動きは、驚きと共にたくましさを感じました。
珠海の朝は、香港やマカオとさほど変わらない都会の様子を見せており、中国の発展の早さを感じました。マカオのホテルから見えていた、遠くの大都会がそれこそ中国珠海の街であることに聞かされるまで気が付かなったですから。
エアショー自体は、パブリックデーこそ民間機を多く飛行展示して欲しかった。複数機飛んだのは、トレードデー初日の11月1日だけです。
エアバス社所有のA350、海南航空のB787-9、COMAC(中国商用飛機)のARJ-21が飛行しました。
4日から6日のパブリックデーでの民間機飛行は、シーラス等の小型機だけです。何としても、初日に行くべきでしたね。
それでも、展示施設の充実度、地上展示機の多さ、他国も含めたアクロバットチームの飛行展示と日本の国際航空宇宙展とは比べ物にならない充実度です。
敢えて言うなら、会場となる珠海空港へのアクセスだけでしょうか。
それとて、渋滞を経験していないので詳しくは言えませんが。
2年後の第12回には、またどのような規模になっているか楽しみです。
日本のメーカーの出展が実現していることを楽しみにしています。