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9月21日、欧米でのコロナ禍再燃を受けて、ルフトハンザドイツ航空は会社再編の3段階目に進むことを発表しました。秋以降の運航スケジュールの回復が遅れていることもあり、追加リストラに踏み切ります。
A380は、14機のうち6機が退役となり、8機が長期保管となります。これによりスイスやオーストリアを含めたグループ全体で恒久的に150機を削減する方針です。
職員の解雇も進み、当初22,000人の削減を予定していましたが、それだけでは追い付かず増加する見込みです。
2021年第一4半期には管理職が20%削減できるように職務を簡略化し、併せて世界中のオフィススペースの30%削減も進めます。
容赦無いリストラが進み、会社の構造自体も変えていく決断が実行されていきます。欧米では、エアラインの構造改革が進みます。気になるのは日系大手との温度差です。雇用情勢が違うとはいえ、休業はあっても一人の解雇者も出していない大手2社。年始あたりに一気に大きな波が来て、大幅構造改革にならないよう祈っています。