エンブラエルのひとつの答え、現存機のセミプライベートジェットへの改装

航空業界

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©Embraer
世界最大のリージョナルジェット機メーカーとなったブラジルのエンブラエル。525日に、既存の50人乗りERJ145をセミプライベートジェットに改造を行うと発表しました

 コロナ禍で国際線航空機の需要回復が見えない中、エンブラエルのひとつの回答は、密を避ける機内座席構成なのです。

標準では21配列の座席は31インチピッチで50人乗りになります。17列の機内をこの機材を11配列で1628人乗りにするということは814列にするということ。プレミアムシートを装備し、頭上のオーバーヘッドビンを無くし機内空間を広げます。

日本では、まだこのようなプレミアム志向が生まれていません。大手エアラインの傘下でLCCの伸長が取り沙汰されているのが現状。航空業界では日本の実情と諸外国の将来計画には乖離があるのが常であり、その行く末を注意深く見守っていきます。

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