ニュージーランド航空が空飛ぶ寝台「スカイネスト」を開発し特許取得へ

ニュージーランド航空

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世界初、エコノミークラスでフルフラットの「スカイカウチ」を生みだしたニュージーランド航空が次世代のサービスとして考案し発表したのは「スカイネスト」です。

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©Air Newzealand 

ニュージーランド航空は、オークランド空港の「格納庫22」にイノベーションセンターを設けています。この場所において3年を掛けて開発されたこのプロダクトは、エコノミークラスの座席の予約に加えてスリープ・ポッドとなるスカイネスト(空飛ぶ巣)の使用を予約する想定となっています。機内の設置場所は未定ながら、エコノミークラス後方中央部にこの6基のベッドが組み込まれたスリープ・ポッドが置かれるようです。好評であれば、このポッドを複数設置すればよく、ユニットとなっているところが今回の設計です。

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©Air Newzealand 

今年、ニュージーランド航空で就航開始となるオークランド⇔ニューヨーク路線にてトライアルで使用開始される予定。17時間40分となるこの路線の昼間の時間はエコノミーシートで過ごし、夜間にスカイネストに移動して睡眠を取れば、エコノミークラスの素晴らしい飛行体験となりそうです。

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©Air Newzealand 

ベッドの仕様は200cm以上×58cm以上のサイズとのこと、それぞれのベッドはプライバシーカーテンで仕切られます。国鉄時代のB寝台車の3段ベッドを思い起こします。

 長距離国際線の多いニュージーランド航空ならではのこのサービス。トライアルを経て2021年に本格導入の決定を下します。製品の特許と商標を出願し、他のエアラインにもライセンス供与が可能とのこと。早く利用してみたいものです。 

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