オーストラリアほどの規模の国になるとリージョナル航空もスケールが大きくなります。REX/Regional Expressは2002年に設立されたエアライン。過去に関西空港にも飛来していたアンセットオーストラリア航空の職員も設立にかかわっています。
現在、SAAB340B型機を60機保有(座席数34-36)、59の目的地に週1,500便を運航し、本社をシドニーに置いています。6月29日には、ATRの航空機を導入して機材更新を図る計画を発表していましたが、その後、ニュースリリースを出すことなく一気にボーイング737-800NG型機導入へとスケールアップしました。
同社としては、ジェット機の導入で座席数が一気に5倍ほどになりました。これは、経営破綻したバージンオーストラリア航空の機材減に伴い、余剰機材6機をリース導入した模様。
2021年3月1日からシドニーメルボルンの国内幹線に就航します。コロナ禍の中、比較的影響の少ない国内地域航空の拡大戦略が見えて興味深いものです。