スイス インターナショナル
エアラインズ(LX)のフラッグシップの紹介に続いて、次期戦略小型機の導入に関して書いてみます。
現在、同社で使われているアブロRJ100は以前BAE146で知られた短距離路線機です。1993年にエンジンを換装した機体として登場したのが、名称を変えたRJ100です。100は客席数を示しており、LXでは97席を装備します。
17機あるこの機体は老朽化が進み、次期導入期としてルフトハンザ航空グループが30機発注し、LXで使われることになったのが125席を装備したボンバルディアCS100です。
欧州で、この手の機材が重宝される理由の一つは、短距離離着陸性能にあります。一例では、ロンドンでダウンタウンまでの距離が近く滑走路が1,500mのロンドンシティーエアポートへ戦略的に使うことが出来ます。
このクラスの機体は、大型機の寡占状態に比べて格段に競合が激しくなります。
100席強のクラスとなると、ボーイング737-700、エアバスA319、エンブラエルERJに加えてロシアのスホーイスーパージェット100や中国のARJ21などです。日本のMRJも100以内のクラスですが一種の競合です。
最新のCS100は2017年からスイスから欧州各地に飛び始めます。
2016年からボーイング777-300ERも飛びます。
日本からチューリッヒへ777で、その先乗り継ぎでCS100を利用するというのもさほど遠くない将来に可能のようです。
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