台湾のエアライナーモデルメーカーを訪ねる(前編)

ホビー


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航空機モデルメーカーと言えば、欧州の老舗ヘルパや、香港のドラゴン、アメリカのジェミニ等があって市場を分け合っています。

翼をはめ込むABS樹脂製で高品質な商品のエアライナーブランドであるEver
Riseを製造するRise soon社の台北本社を訪ねる機会がありました。

日本で輸入総代理なのがクロスウィングであり、山口社長とは友人である旨は過去に書きました。彼の出張と私の旅行が偶然重なったので、是非見せて欲しいとお願いしました。

独自のノウハウの詰まった工場ですので非公開部分はあるものの、丁寧に案内頂きました。

場所は、桃園国際空港と市内の間にあります。

5階建てのビルが本社兼工場になっています。一階の入り口すぐのところにアメリカへの発送を待つ多くのモデルが入ったダンボール箱が積んであり、モデルメーカー本場の欧米でも品質が認められたものだとわかります。

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奥には金型製造と保管場所があり、胴体と翼のプレスが成されて、製品が排出されている部分を目にすることができました。

プレスから出てきた胴体を持たせて貰いましたが、重厚な造りもさることながら、成型後は高温なので水中で冷ますとのこと。水の中に沈んだ機体は、滑稽です。

上階は塗装工程なので、さすがに非公開。出来上がりの製品は本社事務所脇の商談スペースにずらっと陳列していますが、素晴らしい出来上がりです。

カタール航空発注のエアバスA350の1/200モデルが多く完成を待っている状態なのを目にしました。

昨今、特別塗装のモデルも珍しく無くなりましたが、その小さな意匠まで再現できてしまう技術が目の前にあって感嘆のため息が何度も出ました。

主翼上面の塗り分けや印刷されている文字まで表現されています。
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