窓際派にとって、冬の雪をまとった富士山を上空から眺める醍醐味は一度経験したら病みつきになります。
冬のある日、羽田から伊丹へのフライトに搭乗しました。
富士山は、お決まりの右側コース。
早目に羽田空港第一ターミナルへ出向き、撮影してから出発です。
搭乗前の撮影は、気分がよりたかぶります。
機体前方が、ジェット排気の影響を受けずにクリアーに撮影できることはわかっていても、短い国内線で上級クラスは滅多にないこと。
もっぱら最後部近くの座席配列の少なくなっているあたりに好んで座ります。
首を廻せば尾翼が見えるシチュエーションもいいもの。
D滑走路から離陸して、大きく羽田空港上空を旋回して横浜、鎌倉方向へ飛びます。
江の島の先に厚木基地の滑走路がはっきり見えます。
F18のパイロットになった気分になれる視点です。
生駒山を超える時の「一気に平野部への躍り出る」感覚が大好きです。
これが大阪生まれの人間の帰省する時の素直な感情です。