今回のスイス旅行での大きな目的は「ウンシュプンネン」を見る為。
伝統の祭りは200年以上の歴史を持ち、スイス相撲や石投げなど力を試すものから、声楽やフォークダンスと幅広い層に支持される内容になっています。
事前に渡されたプログラムによると最終日の朝にスイスのアクロバット飛行チーム「パトルイユ・スイス」が演技する事が書かれています。
スイスに着くまでは、気にしていなかった事ですが、実際に着いてみると山岳リゾートを目指して移動しているので、それこそ周りは山ばかり。
こんな中で、アクロバット飛行を実施するのは並大抵の技量では難しいと思うようになりました。スイスアルプスの最高峰ユングフラウなど4千mを超える峰々が続き、その上を飛行するアクロバットでは迫力が無くなります。
実際には、インターラーケンという場所柄、標高500mの湖に広がる二つの山脈の間を飛ぶという、それこそ真の意味でのアクロバット飛行でした。
6機のタイガーF5Eが白いスモークを引くと、緑の山がカーテンのように後方に広がり、赤い機体とのコントラストを鮮やかに引き立たせてくれます。
4千mのアルプス前段にあたる2千m級のシーニゲプラッテよりも低く飛行し、平地で展開する機動飛行と変わらぬプリグラムで20分飛行しました。