乗り継ぎや、深夜帯対応の前後泊需要など、一定の利用があるからです。
その立地上の問題で、騒音対策も必要なことから、ことさら眺望は重視されなかったように思われます。
その中で、スポッターを大満足させるエアポートホテルがアトランタにありました。今回のAirliners International2015の指定ホテルのルネッサンス・コンコース・ホテルがそうです。
空港の北方に位置し、デルタ航空のワールド・ヘッドクオーターにも近いことから、乗員も含めデルタ社員の利用がかなりあります。
ロビーには、デルタの航空機模型や、エンジンモデル、写真など多くのものが装飾されています。デルタ航空一色なのも、航空会社経営でないにしては異色です。
まずは、チェックインを済ませましょう。予約時に空港側というリクエストが難しいので、チェックインの段階でお願いするのがいいと思います。
すぐに部屋に直行しないで、ロビーを散策してみます。
目を空港方面に向けると、駐機する機体が見えます。
外に出てみると、目の前にプールがあり、何と泳ぎながらの飛行機ウォッチングとは想定外の環境です。 2階のレストランは、吹き抜けになった開放的な雰囲気の中、空港サイドで食事ができます。
部屋に向かってみます。台形の建物のランプサイドは、ひな壇になっており、各部屋にバルコニーがあります。そこには、籐製の椅子とテーブルがあり、ゆっくり飛行機ウォッチングができます。ドア一枚開けて風が運んでくるエンジン音を聴きながら写真撮影はいいものです。
アプローチする機体がタッチダウンし、地上滑走して駐機するまでの全ての挙動を眺める事ができます。滑走路の全長を目視できるオーシャンフロントビューならぬ、ランウェイフロントビューなのです。ベッドに横たわっていても、目を向ければ立ち上がる事無く空港が見渡せる環境などそうあるものではありません。
目の前は中型機用で、ボーイング767やエアバスA330の駐機スポットです。5~6人の作業員が、長いモップで機体清掃をする場面に遭遇し、見入ってしまいました。
空港南側に定期便の貨物地区がありますが、北東側には貨物専門エアラインのフェデックス・UPS・DHLの駐機場と上屋が見えます。
視界には、8つのターミナルビルの全景と、デルタ航空格納庫が入ります。ここでは、ターミナルに駐機するデルタ機の多さを実感できることと、格納庫の屋根上にあるFLY DELTA JETSの文字が夜には赤く浮かび上がり、夜間撮影に華を添えてくれます。
エンジン音が部屋にも入って来ますので、早く就寝してしまうよりも、日付を越えて最終便が出るまでと、朝は6時頃に出発する便間を就寝時間として飛行機と共に行動してみるのもいいかも知れません。
今回、エアライン・コンベンションとセットで宿泊しましたので、会場へ向かう時間が長くありました。 イベントが無いのであればひがな一日飛行機を眺めていたいと感じさせる、素晴らしいホテルでした。
コメント
いつもコメントありがとうございます。
アトランタは是非行って欲しいですねえ。
沖縄瀬長島ホテルも魅力的ですよね。
機会があれば、是非に試したい場所です。
また、アトランタ編は続きますよ(*^◯^*)