CS100はカナダボンバルディア社の次期戦略小型機です。
100席に満たない旅客数のリージョナル機は過当競争になってきました。
ボンバルディアに加え、ブラジルのエンブラエル、ロシアのスホーイ、中国COMACのARJや三菱航空機MRJの参入で一気に競争が激化。
そこでボンバルディアは、ひと回り大きな100席以上の航空機を開発しました。ガリバーとなるボーイングとエアバスの市場に殴り込みを図る起死回生の戦略機なのです。
競争の激しい市場でボンバルディアは業績不振に陥り、昨年末には従業員削減を断行。このCシリーズの成功が同社の将来を占います。
その重要な機体は、昨年スイスインターナショナルエアライン(LX)にローンチ納入されました。LXはストレッチのCS300も合わせて30機の導入を発表。このほどストレッチタイプCS300の一号機がチューリッヒ空港に到着しました。全長で3.7m長くなっており、約20の増席が可能です。
今回のものはCS100です。
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