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本日、6月5日に入ってきたニュース。JAC日本エアコミューターが発注しているATR42-600の9機のうち導入済みが4機。今後導入の1機を胴体延長型のATR72-600型に変更したというもの。小さな変更のようでいて、実は大きな変化があります。
胴体が4.5m長くなることで、座席数が48から70席へと22席46%も増えます。乗務する客室乗務員が1名から2名に増員になることも変化です。
乗務員にとってはジャンプシートが後方だけから前後に配置されるようになって、客室確認もやり易くなったのではないでしょうか。またギャレーも大型化に。
着陸滑走距離が標準運航時は短くなるので問題はありませんが、離陸滑走距離が1,165mから1,333mに伸びる事で運用制限の出る可能性があります。それよりも、座席数が増加することによって、座席あたりの運航コストが下がるので、高稼働率の路線にはいい収益をもたらします。
先日、ATR42-600型機を天草エアラインでの共用運航を始めたばかり。
7月1日からは、奄美大島⇔徳之島⇔沖永良部⇔沖縄本島のアイランドホッピング路線ができるJAC。世界自然遺産登録を目指すタイミングとも重なり、いい話が続きます。今年末までの導入予定とのことで、スマートな新型機材の飛ぶ様子を早く見たいものです。