WOW airの運航停止は突然ではなく、予兆があった

ニュースリリース

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この3月28日に運航停止したアイスランドのLCCであるWOW air。2012年6月に運航を開始し、7年に満たず市場から消えることとなりました。

日本のメディアはほぼ全てが「突然」の運航停止と報道しました。

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遠い国のエアライン故に搭乗の経験はありませんが、2017年6月のパリエアショー会場で当時は欧州初となるエアバスA321neoの引き渡し式を見ていますので、愛着はあります。

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短期間での大西洋線就航など、事業拡大のスピードが早過ぎて資金繰りが追い付かなかったようにも思えます。2018年11月になって、フラッグキャリアのアイスランドエアが株式を取得することで支援の意向を示していました。

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パリエアショー会場で挨拶するWOW air社長のスクーイ・モーゲンセン
 

それ以降、4か月の期間があった訳で、経営不安のあるエアラインが飛んでいたのです。この状況を知っていれば、突然という解釈ではなくなるはず。2017年以降では欧州系のエアラインの倒産が目立ちます。ドイツのエアベルリン、イタリアのアリタリア、英国のモナーク、デンマークのプリメーラです。そのような傾向がある以上、市場を良く読む必要がありそうです。

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機内で各国メディアの質問に答えるスクーイ・モーゲンセン社長 

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