ファーンボローエアショーが地元開催となるカーゴロジックエアは、ボーイング747-8Fを地上展示機として披露しました。
ショー前日にはカーゴビレッジに駐機が完了し、カタール航空の同型機、ボルガドニエプル航空のアントノフAN124‐100型と共にショー開始に備えていました。前日にはまだ誰も機体周辺にはいません。タラップを上がるとメインデッキの空間が明るく光っています。ノーズドアを開けており、搭載1番ポジションにはJEEPがパレットに載せられて展示していました。
ジャンボフレーターとしてのアイキャッチはこのノーズドアであることはわかるものの、長尺貨物でもない車の展示はやや役不足です。見る人が見ればこの車であればサイドドアからのハンドリングであることがわかります。
旅客の搭乗と同じ位置のL1ドアを入るとすぐに梯子が見えてアッパーデッキに導かれます。昔のビジネスクラスタイプのグレーの革製シートが4席あり、壁の後方にはベッドが左右に2台セッティングされています。
コックピットは、見慣れたジャンボのもの。好きな機体のこの空間に入ると妙に懐かしく、昔の飛行機を追い掛けていた頃がフラッシュバックします。
いつもと違うのは、コックピットから見えるはずの外の光景。ノーズドアがあがっていますので遠方の視野が無く、ドアの上方部分が目の前にあるのです。
エアショーのニュースでも、このカーゴビレッジが記事になることは少なかったですが、世界の貿易を支える太いパイプとして頼もしく感じた機体でした。