©ニュージーランド航空提供 ボーイング787-10
ニュージーランド航空は、長距離機のボーイング777導入のあと、最新鋭機としてローンチ発注したのがボーイング787-9です。初号機は2014年6月30日に受領し、日本線にも就航しています。
ニュージーランド航空の誤算は、エンジンをロールスロイス(RR)にしたためにANAと同様、トレント1000エンジン設計上の問題で改修の必要性が生じたこと。一時就航していた羽田空港の機材が777-200ERに変わっていたことも知られています。
ANAが導入した787は3シリーズで現在67機の同型機を保有。更に16機を残し、合計で83機を導入しますが、その全てがRR製。ニュージーランド航空は、別の選択をしたのです。
ニュージーランド航空が今回発表したのは、ボーイング777-200ER型機9機の代替となるボーイング787-10型機8機の発注です。今回は何とGEエンジンのGEnx-1Bです。ロールスロイスエンジンに見切りを付けたのがANAとは違う選択。
これが吉と出るか凶と出るか今後の動向次第ですが、同型機で2種類のエンジンを持つコスト以上に安心を取った経営は、評価される内容です。