エアバスA320Neoの導入あいつぐ

エアバス


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©Airbus  エンジンの大きさがわかります

エアバスの最新鋭機A320Neoの生産が急ピッチで進んでいます。

昨年7月28日にルフトハンザに納入されて以降、11月末までにすでに43機がデリバリーされました。

新しいエンジンで推力がUPしており、航続距離も3200ノーティカルマイル(NM)から3500NMへと増えています。

双発機の推力が増えることは、良いことばかりではありません。

1エンジン停止の時に、片方のエンジンだけで飛ぶことになりますが、その推力が増えればそれだけ逆方向に振られる大きさも増大するからです。

影響を小さくする為に、エンジンは翼の真ん中ではなく、胴体に近く配置されています。

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©China Southern airlines
 

日本への初号機はANAに対して12月に行われ、羽田には17日に飛来しました。先駆けて15日には広州空港に中国南方航空の同型機がデリバリーされています。両社ともにPW1100G-JMエンジンを装備しています。

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©Airbus

 

ANAが、ビジネスクラス8席、エコノミークラス138席の計146席国際線仕様に対し、中国南方航空(CZ)機はビジネス4席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー138席の計166席となっており、その違いが興味深いです。

ナローボディー機でのプレミアムエコノミークラス設置は、今後のトレンドになるでしょう。現行機での設置も済んでおり、シートピッチが36インチ(約92cm)になっているのは業界でも最高水準。

ナローボディー機でもビジネスクラスにフルフラットシートが出現していますので、当然プレミアムエコノミーも2-3アブレストなどの登場もアリだと思われます。

CZは、同型機を74機も発注。現行機も含めて260機体制となるフリート。

中国一の路線数と機材数を誇るエアラインです。

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©China Southern airlines
 

次は欧米の空を変える大西洋横断のできるA321LRの登場です。

長距離飛行もナローボディーが活躍する時代です。

 

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