世界の空の勢力図を塗り替える中国のエアライン

中国の航空

a350cz

©︎Airbus

 世界の空を二分するボーイングとエアバス。世界のエアラインの多くは両社の航空機を発注しています。ボーイング737Maxの事例が示す通り、1社の航空機だけを使っていると問題があった時に即刻運航停止となり、経営に影響を来たします。

 787cz

©️Boeing

両社の最新鋭機はボーイング787とエアバスA350ですが、これを両方導入するエアラインが増えてきました。628日に中国南方航空にエアバスA350が引き渡されたことによって、中国大手3社の中国東方、中国国際の3社ともにこの両新鋭機が揃いました。この3社で88機の導入となります。

 air_china_7879_delivery1_960x540

©︎Boeing 

比較したいのは、アメリカのエアライン。両社の機材を導入したのは大手3社の中ではユナイテッド航空だけ。アメリカン航空はA350、デルタ航空はボーイング787をオーダーしていません。それでも、1国合計で新鋭機の導入数は現時点での201機はさすがの航空大国と思わせます。

 この二国の航空事情に変化が生じています。アメリカのエアラインの緩やかな伸びに対し、中国のエアラインの急伸が目立ちます。それもそのはず、比較してみればその理由が解ります。

 国土: 米国962.8万平方キロ、中国960万平方キロ(ほぼ同じ)

人口: 米国3.3億人、中国13.9億人(中国が4.2倍)

RPK:米国3社計1625RPK、中国3社計6,150RPK(米国が1.73倍)

 RPK有償旅客キロでは前年比米系の1.32.8%の伸長に対し、中国系は6.911.9%と高い伸びを示しています。

 a350mu

©︎Airbus

単純計算で、国土が同じなので、人口比×RPK比は6倍近く中国の成長の可能性があります。ここに中東大手3社の5,284RPKが迫っています。世界のエアラインの勢力図は、米//中東から中/米・中東に動きつつあります。

 勢力の転換時期はまだ先ではありますが、現在できる予測をしてみました。

タイトルとURLをコピーしました