ウルトラLCCってご存知ですか

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  航空先進国のアメリカでは、エアラインの大競争は先を行っています。

LCCの原型となったサウスウェスト航空や、比較的新しい存在として成功したジェットブルー航空は、更に地盤を固めています。

大手航空会社が3社に集約された現在、新しいエアラインはどこを目指すのでしょう。

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エアラインはその経営の生命線が運賃なのは言うまでもありません。

その運賃を極限まで下げたエアラインULCC(ULTRA LOW COST CAREER)が出現しています。

マイアミを拠点とするスピリット航空。デンバーを拠点とするフロンティア航空。ラスベガスを拠点とするアレジアント航空の3社です。

この中でも、スピリット航空は自社のホームページでもULCCを前面に出し、「9$FAREクラブ」という会員組織を売り出しています。

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同社は、大手3社がチャプターイレブン(米連邦破産法11条)を申請して、会社を更正している間に成長してきました。不採算路線の撤退した後に同社が安いコストで新規路線を開設するという手法でした。

その間、燃料の高騰もあって、格安を好む顧客に支持されてきたのです。

今後は、大手3社に加えて、前述のLCC2社が安定経営を続ける中で中間層のエアラインは淘汰されていく可能性があると見られています。

日本のマーケットでは、まだLCCのシェアが伸びる余地があります。

航空先進国から来るこのトレンドは日本にどう影響を与えるか興味深いところです。

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