©Airbus
アメリカで6番目の規模を誇るJetBlueは、4月29日にエアバスから大西洋線に投入する単通路機では初めてのAirspace機材A321LR(N4022J)を受領したと発表しました。JetBlue で13機発注したうちの初号機で、今年後半に大西洋を越えてニューヨークJFKからロンドンへ直行する機材です。
JetBlue Airways CorpのCEOであるRobin Hayesは次のように述べました。「JetBlueでは新しい大西洋横断サービスのために、エアバスのAir Spaceを備えたA321LRの導入を心待ちにしていました。この航空機により、お客様に行き届いたブティックスタイルのサービスを提供すると同時に、十分なパーソナルスペース、より大きなオーバーヘッドビン、カスタマイズされた照明、キャビンにワイドボディ感覚を与えるデザインを導入できます」。
©Airbus
エアバスのCCOであるクリスチャン・シェラーは、次のように述べています。「これらの航空機に搭載された装備による卓越した快適さと大西洋横断体験の経験は、JetBlueにとって、その大切な乗客と乗組員にとっても勝者となるでしょう!」
AirspaceはA320ファミリーの乗客を喜ばせる客室の機能強化をもたらします。ユニークな歓迎とカスタマイズ可能な時差ぼけを減らす照明。肩の高さで余裕のスペースを確保する新しいスリムなサイドウォールパネル。再設計されたブラインドを備えた窓からのより良い眺め。最新のフルLED照明技術。クラス最大のオーバーヘッドビン。衛生的なタッチレス機能と抗菌技術を備えた新しい化粧室があります。
最大240席を設置できる同型機で、JetBlueの仕様は6割以下でかなりゆとりがあります。
上級クラスのMint premiumのプライベートスイートは24のフルフラットマットレスシートを備えています。 114人のエコノミークラスは膝のスペースを増やすために特徴のあるシートバックを備えた最も広い18.4インチ(47㎝)のシートがあります。これらのエコノミーシートは32インチ(82㎝)のピッチを提供し、4列は「さらに広いスペース」の座席用に最適化されます。大西洋を横断するエアラインのエコノミークラスの座席の中で最大5インチ足元に余裕があります。
これらのA321LRのJetBlueの乗客は、無制限の無料高速Wi-Fiを使用して、フライト中は接続を維持することもできます。さらに、シートバックエンターテインメントではニュースやスポーツなどの厳選されたライブTVチャンネルの豊富なライブラリにアクセスでき、機内で「マルチスクリーン」体験が可能になります。シートには、スマートフォンを完全に充電した状態に保つためのACポートとUSB-Cポートを備えたシート内電源も備わっています。各乗客に豊富なエンターテインメントと接続オプションを提供するだけでなく、食事の選択をリクエストきるようにします。
現在70機のA320シリーズの発注分のうち、別の13機を更に航続距離を伸ばしたA321XLRにして将来の導入に備えます。
日本からは遠い大西洋路線ですが、新たな競争が熱く始まろうとしています。