タイ国際航空が破綻を正式表明

航空業界

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成田空港でのA330-300型機

タイ王国のフラッグキャリアであるタイ国際航空は自社のHPでタイ中央破産裁判所に届け出たことを表明しました。第二会長兼代理社長のチャクリットパラプンタクル氏は、タイ内閣はタイ国際航空の改革計画を承認したと述べています。この先、運航を続けながら事業再編を行います。

 タイ国際航空は1959年設立で60年の歴史を持つエアラインです。日本には、翌1960年に羽田空港に就航を開始し、日本でも馴染みがあります。

使用機材は、超大型機A380×6機、Boeing747-400×9機で大型機Boeing777-300×20機、新鋭機Boeing787×8機、A350×12機などを含めワイドボディ機を82機保有し、有償旅客キロで2018年には世界31位の規模の会社です。

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1980年代の成田空港でBoeing747-200B型機
 

タイ王国第二のエアラインはRPK3分の1の規模のLCCタイエアアジア。ライバルの規模としては小さめです。人口は日本より少ない7千万人ほどですが、国土面積は日本より1.4倍大きい国ですので、公共交通機関としてタイ国際航空はなくてはならない存在です。

贅肉を落としての再生を期待しています。

 

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