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米国の航空貨物専業エアラインのアトラスエアは1月6日、新機材としてボーイング777Fを4機発注したと発表しました。
アトラスエアワールドワイドプレジデント兼CEOであるジョンW.ディートリッヒは、次のように述べています。「これらの新しい航空機は、航空貨物に対する強い需要を満たすため、戦略的成長計画を前進させます。この投資は、厳格なリターンガイドラインを満たしています。この取引により、強力な収益とキャッシュフローが促進され、株主価値が向上すると予想されます」
ボーイングのコマーシャルセールスおよびマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるイサーヌモニアは次のように述べています。「アトラス航空ワールドワイドは、航空貨物の世界的リーダーとして、ボーイングと私たちの貨物船ファミリーと共に成長することを再び選択したことを光栄に思います。これらの新しい777貨物船は、アトラスに顧客により多くの容量、燃料効率、運用の柔軟性を提供します」
同社は1992年に運航開始し、2021年12月時点で全てボーイングの航空機で108機を運用しています。うちわけは54機の747、31機の767、14機の777、9機の737となります。同社は貨物専業ではありません。チャーター部門では、旅客輸送も行っており、ボーイング747-400VIP機のシートマップはなかなか豪華な仕様です。
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ファーストクラス10、ビジネスクラス143、エコノミークラス36の計189席ですので、ゆったりとしています。
コロナ禍の影響ということだけでなく、世界的に伸長するEコマース市場に対応するため航空貨物業界は業態拡大にしのぎを削ります。