
中国国際航空のブースで東京支店鎮目氏の笑顔
国内GDS(Global Distrubution System=旅行関連企業販売仲介網)の大手インフィニは、2025年3月6日に虎ノ門において中国系航空会社と旅行会社の関係強化を目的とした「中国系エアラインワークショップ」を開催しました。

プレゼンテーションの様子
■ 開催の背景
2024年より中国における短期滞在ビザの規定が再開されたことにより、日本からの中国訪問需要の回復が期待されています。このような市場環境の変化を受け、インフィニでは旅行会社と中国系航空会社の連携を強化し、販売促進を支援するために本ワークショップを企画しました。

インフィニ社長の高橋誠一氏の挨拶

中国駐東京観光代表処首席代表 欧陽安氏の挨拶
■ 参加航空会社
本ワークショップには、以下の中国系航空会社が参加し、それぞれのサービスや路線展開についての情報公開テーブルを設けていました。
中国国際航空(CA)/深圳航空(ZH)、東方航空(MU)/上海航空(FM)、中国南方航空(CZ)、厦門航空(MF)、四川航空(3U)、吉祥航空(HO)、マカオ航空(NX)、海南航空(HU)、香港航空(HX)、グレーターベイ航空(HB)※太字会社はプレゼン実施会社。

四川航空 魯氏のクイズ大会
■ワークショップの内容
本イベントでは、各航空会社から最新のスケジュールやプロモーションに関する発表が行われました。また、中国駐在東京観光代表処プロモーションマネージャー山田恵美さんによるプレゼンテーションも実施され、ファムツアーの実施された海南島や広州などの観光資源や最新の旅行トレンドについての情報提供がありました。

四川航空のテーブル
特に四川航空は、パンダのキャラクターを前面に出し、客室乗務員の制服のデザインの意味を問うクイズを実施。質問の1.航空機塗装の色に統一、2.四川料理のイメージ、3.熱意を込めたフレンドリーな接客のどれでしょうの問いに「全て正解」と会場を沸かせました。

海南航空のテーブル
さらに、参加者同士のネットワーキングの時間も設けられ、旅行会社と航空会社の担当者が直接意見交換を行い、新たなビジネスチャンスの創造が期待される場となりました。現在では、多くの中国系エアラインが中国の拠点経由で、欧州など第三国への路線を持ち、以遠を販売する姿が目立ちました。また、ビサでの滞在日数が30日に延長されたことから、渡航日数の長期化も報告されています。

香港航空のテーブル
コロナ禍明け初の本ワークショップは中国系航空会社と日本の旅行業界との関係強化が図られ、今後の販売促進に向けた有意義な情報共有の場となりました。

厦門航空のテーブル