モハベ空港で見たものとは(後編)

昔の出来事


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ームデール空港でコンベア機からバスに乗り換えて、モハベ空港を目指します。

アメリカの砂漠の空港では、多くの航空機がストアされていますが、プライベートで地上から接近したのではセキュリティーが強固でなかなか写真は撮れません。

今回はツアーでしたので、バスは直接空港内に乗り入れました。まさに、機体群の真ん中でバスは止まります。

部品取りで再度飛ぶ事のないものもあれば、稼動部に砂塵や湿気が入らないようにアルミテープで封印している飛行待ちの機体も多くあります。

ガラガラ蛇には気を付けてのメッセージを背に、バスを降りて、二時間程度フリータイムとなりました。日本を飛んだ機体はJAS塗装のYS-11がありました。

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その他、メジャーなところでは、KLMのボーイング747や、ブリティッシュエアウェイズのトライスターなどが並びます。

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今は無いイースタンや、ミッドウェイ航空などもあって、栄枯盛衰を感じます。

基本的に、湿気が少ない場所で保管していますので、砂漠気候です。

砂利の上に航空機を駐機しているようなものです。

撮影に夢中になっている時は解らないのですが、後で気付くと靴の中に砂が入り込んで大変でした。

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普段目にするのは飛行するのが前提の機体です。

それに比べて、当分飛ぶことのない航空機は見ていてもの悲しさが募ります。

帰路も同じ航路をオレンジカウンティまでコンベア機で戻ります。

自身の搭乗する機体が30年以上も前に誕生していることに気付きます。

古い機体が元気に飛んで、まだまだ飛べる機体が留め置かれている矛盾の中に不思議な気持ちのする複雑な一日でした。

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