地平線を駆け抜けるエスキモー

搭乗記

alaska dash8S

この題名を見て、二つの航空会社名の潜んでいることをお解かりの方は相当の通ですね。


エスキモーはアカスカ航空のキャラクターであることはご存知の方は多いです。

そのグループ会社にホライゾン航空(直訳すると地平線航空)があります。

二社の象徴を題名に織り込んでみました。他に深い意味はありません(笑)


100席以上の路線にアラスカ航空がボーイング737を使い、それ以下の需要路線にホライゾン航空はCRJ700とDHC-Q400を使うというシンプルな機材構成で競合の多いアメリカにあって、健全経営を続けています。


今回はホライゾン航空の搭乗経験をお話しましょう。


シアトルからポートランド間は300Kmに満たない距離ですが、航空大国のアメリカでは普通にリージョナル機が飛び回っています。

日本では東京から浜松程度の距離ですので、羽田⇔中部路線の開設で短いと思う日本人的感覚では追い付けません。


デハビランド・カナダ Dash8-Q400は日本でもおなじみの機体です。

ホライゾンでは、各種記念のものや他では例のない大学名を付けた特別塗装機が多くあります。


シアトルでの搭乗は、ゲートから歩いて機体まで行きます。

朝の出発ラッシュの時間帯とあって、そこここにQ400型機が駐機しているので、特別塗装機をつい眺めてしまいます。


数段の内臓タラップを上がるとブルース・ウィリスかと思うような男性客室乗務員がこれまた何とハーフパンツ姿で迎えてくれました。メガネをかけ、ポロシャツの制服は、一般のお客様との違いがありません。唯一、胸にウィングバッジがあってわかる程度です。彼は何とスニーカーを履いていました。





アラスカ航空では、こうではありませんでしたので、ホライズン航空だけのようです。短距離を多くこなしていくエアラインには、どうしても乗務員のよりキビキビした動きが求められるのでしょうから、この制服は考え抜かれているようにも思えます。


離陸した機体は、左舷にマウントレーニエを望みながら高度を増していきます。

30分余りのフライト中に、コーヒーとクッキーが配られるので、乗務員は大忙しです。

 

hl

水平飛行の殆ど無い短いフライトで、ポートランド空港で到着です。

改めて、歩いて到着ゲートに向かう至ってシンプルなフライト経験でした。


これこそが、アメリカの庶民の足で使われるリージョナルエアラインの姿なのでしょう。

そんな実用的で生活に密着した一面が見えた、楽しいフライトでした。

 

コメント

  1. あびあんうぃんぐ より:

    日本人クルーが活躍するエアラインとのことで、親近感が湧きますね。素敵な情報ありがとうございます。

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