「翔べ日本の翼」展 国立公文書館って行った事ありますか

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普段は馴染みの薄い国立公文書館を世間に知らしめようと、定期的に一般向けの企画展示が開催されています。

今回のテーマは航空です。 「翔べ日本の翼-航空発達史」が7月8日まで開かれています。明治時代末の日本への航空機の導入に始まり、戦前には大日本航空輸送が設立となり、戦後の一時期の空白時期を乗り越えて、民間航空は発達してきました。

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公文書館の記録を見ると、昭和46年の開館以降多くの企画展が開催されてきましたが、鉄道はあったものの、航空のテーマは初めて。

明治22年二宮忠八が考案した「飛行器」の功績に対する叙勲を受けた際の文書から始まっています。

戦後民間航空史では、YS-11の開発に関する資料も。

各種資料の中で興味深いのは昭和10年「飛行機に依る文化的使用」の掛け軸。akbs3


同年の大日本航空が製作したポスター。1939年(昭和14年)頃の主な航空路など。

戦後になると、1951年(昭和26年)日本航空株式会社法を経た日本航空株式会社の誕生など興味深い資料が多々展示されています。

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同じ頃のJALのポスターや写真、DC-4、DC-6B、DC-8-32の模型など初めて見る物も多くありました。

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これを見ると、つい先日ご紹介した夫馬信一氏著作「航空から見た戦後昭和史」の内容がそのまま展示されているよう。

日本航空アーカイブセンターの協力があって実現したのでしょうが、全日空の資料が1点のみだったのはバランス的に気になりました。

公文書から見る航空発達史。切り口は興味深いので、内容の堅い文書にいかにビジュアルを加えるか、難しいところです。

国立公文書館企画展 案内はこちら

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