メガエアライン同士の提携

エミレーツ航空

B777-300ER型機 滑走路
©Emirates
 エアラインの規模を示すRPK有償旅客キロで10位以内のメガエアライン同士の提携が存在します。世界1位のアメリカン航空と同6位のIAGグループの英国航空は同じワンワールドで提携済です。2位のデルタ航空は7位のエールフランスKLMとスカイチーム内で提携しています。3位のユナイテッド航空、5位のルフトハンザと10位のエアチャイナはスターアライアンス同士提携しています。

これだけあれば特段珍しい事象ではありません。今回ご紹介するのは、同じ10位以内同士であっても、両社がアライアンスに所属しない巨大エアライン同士となると、注目が集まります。

 エミレーツ航空は、独自の戦略を持っていて、提携先は20位のカンタス航空以下の規模のエアラインばかりでした。中国南方航空は、アジア一のエアライン。スカイチームに所属していましたが、脱退してアメリカン航空との提携を発表し、ワンワールドへの参画を計画しているという話も聞こえて来ます。

NRT 525
620日から始まった新しいコードシェアは、4位のエミレーツ航空と8位の中国南方航空です。両社の拠点となるドバイと広州間でそれぞれ2便づつ4便に提携便名が付けられました。この提携を中国南方航空は強者同士の協力と宣伝しています。業績躍進止まらぬ両社の提携で、世界のエアライン勢力図が変わる可能性も出てきました。


ek & cz
©China Southern Airline

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