アメリカで開発の進む超音速旅客機のメーカー「BOOM」。JALが2017年に戦略的投資先として選んだことでも有名になりました。製造するBoom Technology社が量産機のOvertureと呼ぶマッハ2.2で飛ぶ機体の開発の様子を報告しています。5月15日には新たな段階として試作機XB-1の胴体に主翼が接合されました。
試作機XB-1は実機の3分の1の大きさで、3発エンジンなのは実機と同じ。コックピットは実機の2名に対し1名で操縦するシングル対応になっています。
コックピットの様子は、戦闘機そのもの。コントロールはサイドスティック式が多くなってきているものの、操縦桿が両足の中央にそびえます。
©Boom Technonology
搭乗客にとっては、コンコルドで経験したはがき一枚のサイズに比べて極めて窓の大きいところがいいですね。ポストコロナの新たな空の旅で飛行時間が短いというのはかなりのアドバンテージ。開発に弾みがつくのではないでしょうか。